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災害医療の基本原則「CSCATTT」

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「CSCATTT」に則って活動する

「CSCATTT」に則って活動する

災害医療は「CSCATTTの原則」に則って行動します。CSCATTTは7つの基本原則から成り立っていますが、ここではひとつずつ詳しく説明していきます。

平時と災害時では異なる

平時と災害時では異なる

普段は患者1人ひとりの病状や治療方針に合わせて最善の治療ができるように、医師や看護師などの人材をはじめ、医療機器や医薬品などを十分に提供できるように備えています。つまり、「平時は医療需要に対して過不足なく物資を提供することができている」ということです。しかし、災害が発生すると、その需要と供給のバランスが大きく崩れてしまいます。
災害時は傷病者が一度に大量に発生するため、医療需要が急激に高まります。また、被災地では病院自体も被害を受けているため、人材や医療品、医療機器などの確保が難しくなります。災害時に勤務している医師や看護師は停電などで設備が満足に使用できない中、限られた医療物資を使って医療処置を行わなければなりません。それでは救えるはずの命も救えなくなってしまいます。人材や医療物資が限られている中で需要と供給のアンバランスを最小限に押さえ、1人でも多くの命を救うためには効率的な医療活動が必要なのですが、その活動を行うための基本原則が「CSCATTT」です。

CSCATTTの7つの基本原則

CSCATTTの7つの基本原則

CSCATTTは、「Command and Control」「Safety」「Communication」「Assessment」「Triage」「Transport」「Treatment」の頭文字を取ったものです。災害医療の行動基礎となるものなので携わりたいのであれば知っておいた方がいいでしょう。
CSCATTTはCSCA(医療管理)とTTT(医療支援)に分けられます。実際の災害現場では1人でも多くの命を救うために、まずトリアージ(Triage)を行って限られた医療資源を割り当てるべき傷病者を選択します。それから治療(Treatment)と搬送(Transport)の順序を決定するわけですが、これらの医療行為(TTT)を効果的に行うためには、CSCA(医療管理)を確立し、管理することが大切です。
考えてみてください。各々が好き勝手にTTTを行うとどうなるでしょうか。ただ混乱を招くだけです。それに、安全確認もせずに災害現場に駆けつけると、支援者が傷病者になる可能性もあります。まずは指揮と連携(Command and Control)、安全確保(Safety)、情報伝達(Communication)、評価(Assessment)を徹底しましょう。

1つでも多くの命を救うために

1つでも多くの命を救うために

災害現場ではさまざまな機関や病院から人が集まり、チームとして行動します。普段は顔を合わせない人たちと一緒に行動しなければなりません。それぞれが自分の好きなように主張すると無駄な活動が増えるため、医療物資もすぐに底をついてしまいます。医療資源が限られている中で「災害死」を減らすためには、無駄を最小限に抑えなければなりません。

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