看護師が知っておくべき知識
災害時は看護師としての役割だけでなく避難誘導や心のケアなど幅広い役割が求められています。災害発生直後は現場も混乱しています。状況把握や安全確保はもちろん、人材や医療物資、ライフラインの確保などやるべきことがたくさんありますが、個人の判断で勝手に行動してはいけません。かえって混乱してしまうだけです。「CSCATTT」に則って行動するようにしましょう。また、精神面のケアも大切です。PTSDを発症する人も多いので被災者の声に耳を傾けながら寄り添ってあげてください。
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災害時に看護師が担う役割
災害時に迅速な対応ができるよう、段階ごとに看護師の主な活動について把握しておきましょう。より多くの役割が課せられるのは急性期といわれる災害発生直後~72時間までの間です。状況把握や安全確保、ライフラインや人材の確保などやるべきことがたくさんあります。冷静に行動できるように普段から防災訓練を行うなど準備しておくことが大切です。
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「CSCATTT」に則って活動する
災害時は需要と供給のバランスが大きく崩れてしまうため、人材も医療物資も限られています。その中で必要な医療を提供するためには効率よく活動することが大切です。そのためには「CSCATTT」を理解しておかなければなりません。CSCATTTを徹底することで連携がとりやすくなり、無駄を最小限に抑えることができます。
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心的外傷ストレス障害「PTSD」の看護
普段とは異なる環境に置かれていることや災害のショックなどで情緒が不安定になる被災者も少なくありません。大体は数週間程度で落ち着いてきますが、日常生活に支障をきたすほど長期になることもあり、その場合は「PTSD」と診断されます。時間が経ってから発症するケースもあるので長期的にケアしていくことが大切です。
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